宮島街道名勝旧跡

2015/12/16 広島県廿日市市

「歴史散歩」61 ~広島県廿日市市/上平良 大歳神社と不二洋子

不二洋子、女剣劇四巨星の先頭を走る 


不二洋子の出身である広島県廿日市市上平良の大歳神社(下の3枚も大歳神社)

 1934年(昭和9年)、名古屋で女剣劇の一座が旗揚げしている。
この一座は、2年後、東京浅草に進出。
すさまじいばかりの人気となって、一 気に女剣劇ブームに火をつけた。
この一座の座長を務めたその人こそが、廿日市市上平良出身の不二洋子だ。

 
 不二洋子、大江美智子、浅香光代と中野弘子、
合わせて女剣劇四巨星と呼ばれた四人の中にあって、
不二洋子は明らかにその先頭を走って女剣劇ブームを作り上げた張本人だった。

 1968年(昭和43年)、日本演劇協会は、彼女の功績に対して、
新劇の水谷八重子とともに表彰している。
代表作は、行友李風作の『国定忠治』、
長谷川伸作の『瞼の母』等。
門下には、有名な京唄子らがいる。
 
 ところで、彼女の出身である廿日市市上平良の大歳神社。
この神社は春の桜で有名で、見事な咲きっぷりを見せる。
また秋にはその桜葉の紅葉とイチョウの紅葉が美しい。
 境内には、境内ぐるりと巡らせた玉垣があり、
何よりも、鳥居の前後に数多くずらりと並んだ石灯籠は見事で、圧巻の風景を作り出している。
 石灯籠の中には女剣劇の女王・不二洋子の寄進したものも見られ、
在りし日の活躍ぶりが偲(しの)ばれる。
 1980年(昭和55年)ご逝去、享年68
 
【学習共同体 河浜塾 河浜一也】
 
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