宮島街道名勝旧跡

2018/07/27 広島市佐伯区

「歴史散歩」99 ~広島市佐伯区/八幡川の古川跡

 二本の道は八幡川の両岸の土手



 広島市佐伯区五日市のコイン通りのほぼ中央に
広い駐車場を持つイズミゆめタウン五日市店。
その駐車場に出入りしたことのある方なら、
もしかしたら、お気づきになった方もおられるかもしれない。
 
 コイン通りから奥に進むと南北に走る路地を越えて、
まず細長い駐車場があり、左手に「コメダ珈琲店」を見てさらに進むと、
わずかな距離なのにまたもや南北の路地にぶつかり、その奥に広い駐車場が見える。
短い間にどうしてこのように南北方向の道路が二本並んでいるのだろうかと疑問がわく。
 
 このあたりの地名を調べると答えはすぐにわかる。
実は、このあたりの古い地名は「古川」という。
かつて江戸時代の前期までは佐伯区を貫く八幡川は、ここを流れていたのだ。
南北の二本の道はその川の両岸の土手にあたる。
 
 八幡川は、八幡を流れたのち落合橋を過ぎたあたりで石内川と合流し、
不自然に流れを東にとるが、かつてはまっすぐに南に流れていた。
そして、そのままコイン通りの東を南下し、
現在のコイン通りの南の端の五日市陸橋の北のパチンコ店が立ち並ぶあたりの裏手で海に出ていた。
その東は室町時代まで五日市城があり、川はその堀の役割も果たしていたと考えられる。
 また、旧八幡川の東側は、
大雨の際に水が引きにくかったので「水長(みなが)村」と呼ばれていたが、
このことで水はけがよくなり皆が喜んだという意味で
「皆賀」という字をあてるようになったという。
【学習共同体 河浜塾 河浜 一也】
 
「学習共同体 河浜塾」
 
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